一番多い修理です。本体の琴柱による柱すれ、柱たおし、また琴の移動中のあて傷などを修理します。桐の粉をのりと練り合わせへこんた箇所に埋め込み、再び焼き色を合わせて目立たなくします。大きな傷は同じ桐材を埋め込んで修理します。柱を倒した傷は早めに直しておかれることをお薦めします。何度も同じ所にひっかかり柱倒れを越こします。
2番目多い修理です。長い間、お琴を使用していますとどうしても甲の表面に無数のキズがつき、色あせもします。表面を再度焼き直します。小さなキズはなくなり大きなキズも埋木、コクソ修理をしますので、見た目にもイメージが変わり使用しやすくなります。
糸の通る芯座が埋め込まれている唐木の部分が浮いてしまった場合、一度取りはづして再度付け直す修理です。一緒に芯座を取替えますとお琴がみちがえる程きれいになります。

長い間、糸に押されれてしまい瀧尾がへこんでしまいます。元の形まで押し戻しニ度とへこまないようにそえ木を入れて補強します。

口前修理、上足修理、丸口修理、など色々とあります。